読書会を開くには、まず読みたい本を選ぶ必要があります。
どのような本が読書会に向いているでしょうか?
重要なことが書いてあるが、 難解だったり、読みにくかったり、単調だったりする本は読書会に向いています。 みんなで一緒に読むことで、 ひとりでは投げ出す本も最後まで読み進めることが可能になります。
たとえばJavaが動く仕組みが書いてある本「Java仮想マシン仕様」は、 仕様書なのでひとりで読むには単調で難解です。 ですが、Javaを深く知りたいならとても重要な本です。
難解ではないが、さまざまな議論をよびそうな本も読書会に向いています。
たとえば「Javaオブジェクト設計」や「Javaの格言」は読みやすい記述ですが、 書かれているテクニックがとても興味深く、 また著者の主張に異論がある参加者もいて、 多くの議論が交わされました。
とても有名なのに通して読む機会が意外に少ない本も読書会に向いています。
インターネットの基礎と言える仕様書RFCも、 最初から最後まで通して読む機会は希でしょう。 「Java仮想マシン仕様」のような仕様書も同様です。